親父に使ってもらいたい。

「オペラ座の怪人」を見ました。

　映画ではなく劇団四季のミュージカルでしたけど。
生まれて初めてのミュージカルでしたが良かったです。
自分の中では、ミュージカルは駄目そうでしたからね。以外でした。
この内容だったら、映画も見に行きたいな。

　で、一緒に見にいった上司の高校生のお嬢さんが、
ミュージカルをえらく気にいったらしく、キャッツも見たいと。
誤解があると困るんで書きますが、二人っきりではなく。
その他大勢で見たんですよ。
お嬢さんとは自分、話していないですからね。
遠くから見ただけですから。

　キャッツのチケット、上司が調べるとＳ席の土日は７月までの分は売り切れとか。
上司も親馬鹿だな。単身赴任だから、東北から、娘を呼ぶのお金がかかって大変だろうよ。
お嬢さんの方は東京に来れるいいチャンスだとしか考えていないだろうな。

　この親馬鹿のために、仕方がなく自分が入っているカード会社で５月公演の
限定チケット販売があるので、とりあえずチャレンジしてみることに。

　単身赴任の親父どもに聞くと、自分の娘はいくつになっても、とてもかわいいらしい。
他人の冷静な目での容姿の判断は別として。

　親父どもの息子の方への関心はなし。
「俺のところは、がきは男だけだからな、面倒だから家に帰らないよ。」
まあ、高校生くらいの息子も親父なんかと会っても意味ねいよ。
とは思っているだろうけど。

　子持ちではない自分には娘Loveは分からない気持ちだね。

　で話しは変わるけど、自分はそうだったけど、子供の時て、
思春期頃からは、自分と親とは別物だと過剰に考えるんだよね。
　よく考えれば、扶養されていてるのだから、全然別ではないと思う。
上記の娘さんのように、親のお金だから東京まで来るんだよね。
自分でアルバイトなんかで貯めたお金だったら、まず来ないよ。
子供は都合のいい時だけ、親を使っているんだよね。

　自分も社会人になって、母親がガンで何度も入院して、亡くなって、
初めて親父の力になりたいと考えた。
それ以前は、親父も働いていたから、そんなことは考えていなかった。
自分も都合のいい時だけ、親を使っていたんだよ。

　ここ何年かで親父も定年退職して、兄弟も結婚して、去年からは自分が一人暮しから、実家に戻った。
きっと、自分が親父の老後を見ることになるんだろうな。
今後は親父に自分が使ってもらえるようにがんばろう。
でも残念ながら、まだ親父を使っているな。